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ありがとうございます
西沢書店は今年
創業100周年
迎えます。
これからも
快適選書・地域密着をモットーとし、
良書豊富に皆様の知的散歩
ご案内いたします


福島民報 (拡大PDF)
2009年3月11日掲載
<協賛>アートヴィレッジ、1万年堂出版、一声社、旺文社、角川学芸出版、(株)キプリ 出版事業部、教育出版、時事通信社、集英社、(株)商業界、昭文社、全国農村教育協会、第三文明社、大修館書店、ダイアモンド社、大和書房、高橋書店、たちばな出版、中経出版、東洋経済新報社、永岡書店、西村書店、日経BPクラシックス、日本教育新聞社、日本教文社、日本評論社、ハート出版、博文館新社、文芸社、ポプラ社、光村図書、理論社

福島民友 (拡大PDF)
2009年3月11日掲載
<協賛>1万年堂出版、(株)エス・シー・シー、角川学芸出版、教育出版、(株)商業界、全国農村教育協会、大修館書店、第三文明社、大和書房、中央公論新社、東洋経済新報社、西村書店、日経BPクラシックス、日本教育新聞社、日本教文社、歴史春秋社、福島民友販売


福島民報 明治42年
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愛されて99年――お客さまに支えられて今日まできました。     西沢書店社長 西澤保佑




西澤保佑


開店広告



12代西澤喜太郎
(大正12年撮影) 
弊社・西沢書店は、今年創業99年を迎えることになりました。これもひとえに福島のみなさまの格別なるご愛顧の賜物と、深く感謝いたしております。

安政年間より信濃国長野村に本店を持つ「小枡屋松葉軒西澤」12代当主・西澤喜太郎(1865〜1941)が、10店目の支店として福島市大町に小さな店舗を構えたのが明治42年(1909)。地元のみなさまに力強く支えられて今日までやってくることができました。明治37年、新政府は国定教科書を採用。日本は「教育」を国家の重要な指針としました。創業時より、福島県の教科書供給を西澤喜太郎に委託されたことが出店の始まり。それをきっかけとして教科書の供給はいまの有限会社福島県教科用図書販売所は福島県図書教材株式会社に独立移行いたしました。

想像するに、長野県に風土が似ている福島県に、より高い気高さと志を感じたのかも知れません。書籍や雑誌がいまだ庶民のものとなっていない時代、教科書の供給は「国家の礎」と考えていたようです。

『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』(三省堂)によれば、明治42年(創業の年)、文芸誌『スバル』が創刊。『田舎教師』(田山花袋)、『邪宗門』(北原白秋)などが出版。社会面では6月、東京・両国に国技館オープン、赤坂離宮(現・迎賓館)が完成。政治面では、10月ハルビン駅で伊藤博文が暗殺されています。 森永製菓が初の板チョコレートを発売。神戸〜大阪間の長距離競走に初めて“マラソン”という言葉が使われたのもこの年です。明治維新をとげた近代日本は、青春まっさかり。司馬遼太郎が描いた『坂の上の雲』、身びいきではありますが、創業者西澤喜太郎も、その輝くような雲を目指して“坂道”を登っていた……私はそう信じたいのです。

大正・昭和そして平成。まさに激動の時代が過ぎていきました。大正・昭和は2度の世界大戦を経て、敗戦と復興、そして高度成長。さらにバブル崩壊。平成は長期の不景気と足踏みする景気回復。平成20年の現在は、未来への危惧と地球環境の危機に直面しています。
いまの日本が青春期なのか成年期なのか、熟年期なのか判断はつきませんが、年齢に関係なく「本」はさまざまな知識・知恵・情報を与えてくれます。昔のこと、今のこと。そして未来のこと。今後世界はどのように変化していくのか。いずれにしても「読書」は、私たちに新たな勇気と希望を与えてくれると確信しています。

創業99年。12代西澤喜太郎から本屋という仕事を引き継いだことを、有意義に楽しんでいます。そして、福島の良きお客様に恵まれていることを最大の幸福に思っています。
どうぞご愛顧のほど、今後ともよろしくお願い申し上げます。

店主敬白

〈2007年 ごあいさつ〉
★2008年10月 吾妻山 ラクダ岩周辺(福島市)

撮影:福島県図書教材鰹務 清野史彦氏

★2008年7月 達沢不動滝(猪苗代町達沢)


★2008年春の福島市花見山